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顎関節症と噛み合わせの関係
このページでは
整体の観点から「顎関節症と噛み合わせ」について解説しています。
顎関節症の治療を受けて原因は「噛み合わせが悪いからです」と説明されるとだれでも納得してしまうことでしょう。
しかし噛み合わせが悪くても顎は全く痛くないという方はたくさんいます。
むしろ噛み合わせが良好という方のほうが少ないのではないでしょうか。
かならずしも噛み合わせが悪いから顎関節症になる、顎関節症の原因は噛み合わせが悪いからということはありません。
そのあたりを詳しく解説していますので最後までお読みください。
1.顎関節症と噛み合わせの不具合の関係
顎関節症の原因は複数の不具合がかさなって発症する症状ですが、
その中でも噛み合わせの不具合というのも一因になっています。
噛み合わせの不具合とは、何か物を噛んだときに右側の奥歯が浮いているような感じ、
噛みしめるとなんとなく左右差がある、噛みしめるとずれるような感じがするなどの違和感です。
このような状態が続くと顎関節にも影響を及ぼし顎の痛みや口があけにくいなど顎関節症の症状がでることがあります。
この噛み合わせの不具合は、歯を抜いたり虫歯の治療などしたわけでもないのであれば歯に原因はありません。
原因は、右側ばかりで噛むとかの噛み癖による顔のゆがみ、右側ばかり首肩こりが強く右の頬筋が硬直したゆがみ、
直立姿勢でも首が常に右側に傾いているなどのゆがみ、このようなことが噛み合わせの不具合を発生させています。
つまり噛み合わせが悪いといって歯を削ったりマウスピースを装着しても解決するケースはごくわずかなのです。
かえって歯を削ることによってゆがみは助長されることになります。
顎関節症の治療を噛み合わせが悪いからということで歯科で治療を受けても的外れな対処になってしまうことが多いです。
顎関節症が治りにくい原因は、原因に対しての対処をしていないからなのです。
2.整体の噛み合わせの修正
噛み合わせの修正なんか整体なんかでできるわけない
とお考えの方もいらっしゃると思いますが、もともと噛み合わせの不具合の原因は顔、頸椎、頭蓋骨、体の各ゆがみが重なって発生した症状です。
虫歯の治療や抜歯など歯の治療で噛み合わせに違和感を感じたのであれば歯医者で適切に治療をうけることによって修正されることでしょう。
ここでは歯の治療はしていないのに噛み合わせに不具合を感じ顎にも違和感を感じてきた状態の解説をします。
噛み合わせに不具合を感じている状態を放置していつまでも改善されないとほぼ確実に顎関節症になります。
顎が痛い、口があけにくい、口の開閉時に音がするなど症状はさまざまですが、臨床経験上、顎が痛いという症状の方が多いです。
噛み合わせの修正はゆがみを整えるのですが、
顔だけがゆがんでいるなど単体でゆがんでいるということはなく連動して頸椎や体もゆがんでいます。
全てのゆがみを整えることが顎にも体にも良いのですが、
臨床経験上、体のゆがみの調整と首肩こりの解消だけで顎の痛みがとれたり、顔のゆがみの調整と頬筋の硬直の解消で噛み合わせの不具合が
解消され顎の症状もとれてしまうことはよくあります。
顎関節が変形していなければほとんどの顎関節症は数回の施術で治まります。
ですから放置していたりマウスピースをしていつまでも様子をみていると治るのに時間がかかってしまうので
早期に調整をしたほうが良いです。
3.噛み合わせの不具合による顎関節症は整体でよくなるのか?
噛み合わせが悪いから顎が痛い、噛み合わせを治すのは歯科に行くべきで整体なんかでは治らない。
これがごく一般的な考え方でしょう。
歯科ではマウスピースなどで調整して経過観察。月日が経つだけでよくなる可能性は少ないです。
実際 当整体院には顎の痛みで来院され噛み合わせも修正され顎関節症の症状も改善されています。
最近では歯科医院によっては噛み合わせを精密にはかり最新鋭の機器で調整する治療もあるようです。
ただ治療費が数十万~数百万円らしいです。
整体は噛み合わせの不具合は体のいたるところのゆがみを整え首や頬筋の硬直した筋肉をやわらげることによって
噛み合わせも修正され不具合も改善されるという考え方で施術し、実際 良好な結果もでています。
奥歯が浮いている感じ、噛み合わせに左右差がある、
このような感覚はあきらかにゆがみが原因なのでゆがみを調整すれば正常になり顎関節症も改善されます。
顎関節症でお悩みでしたらのぞみ整体院で解決しませんか
顎関節症と噛み合わせ について解説しました。顎関節症は、適切な手技療法で快方できます。
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