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筋膜性腰痛の改善ポイントは3カ所
このページでは
整体の観点から
腰痛のなかでも最も多い、腰周辺の筋肉と筋膜の癒着と硬化が原因の筋膜性腰痛の改善ポイントについて解説しています。
腰をもんだり押したりするだけでは根本的な解決にはなりません。
体のつながりを利用した改善策で腰痛に効果がありますので参考にしてください。
1.筋膜性腰痛とは
筋膜性腰痛とは、腰周辺の筋肉や筋膜が原因で腰痛になっている状態で筋・筋膜性腰痛と言われています。
医療機関等で検査して特に椎間板ヘルニアとか脊柱管狭窄症、変形性脊椎症などがみられない腰痛は筋膜性の腰痛になります。
体を酷使して腰に負担をかけることが多い方や体をあまり動かさないデスクワークの方、長時間の不良姿勢など要因はさまざまです。
ごく一般的な腰痛ですが悪化するとヘルニアや坐骨神経痛(足腰の痛みやしびれ)などに発展することがあります。
電気療法や湿布などでは改善させることは難しいですが手技療法で治癒させることができます。
以下に改善ポイントを解説します。
2.筋膜からみる腰痛改善ポイント 殿部筋
腰痛の方なら「腰痛は殿部をもみほぐすと良い」というようなことを聞いたことがある思います。
殿部筋が硬いと腰に負担がかかる
殿部筋が硬いと骨盤のゆがみが強くなる
殿部筋が硬いと胸腰筋膜が緊張して腰がずれやすくなる
このようなことが理由です。
実際 腰痛持ちの方は殿部筋を少し強めに痛いくらいもみほぐすとラクになると思います。
今回のテーマは筋膜に焦点をあてた解説なのでこのなかの胸腰筋膜について解説します。
胸腰筋膜はちょうど腰のど真ん中に位置する筋膜でテント状に張っています。
胸腰筋膜は殿部の大殿筋と腕と背中をつないでいる広背筋と連結しています。
さらに腹筋や脊柱起立筋ともつながっています。
この胸腰筋膜がいかに腰痛と関係し重要な筋膜であるかわかると思います。
胸腰筋膜は殿部筋が硬く硬直してくるとバランスをくずし左右の腰のズレが生じ、骨盤のゆがみも強くなってきます。
殿部筋は強めにもんで緩めて、胸腰筋膜は優しくアイロンをかけるような感じで伸ばしてあげることがコツです。
当整体院の施術は殿部筋の緩め方のコツをわかっているので強くもむようなことはしません。
筋膜からみる腰痛改善ポイント 肩甲骨はがし
肩甲骨はがしというのは聞いたことがあると思いますが、腰痛に関係するというとあまりピンとこないかもしれません。
広背筋と殿部筋のバランスを保つために必要な施術で肩甲骨周りの筋肉筋膜を緩めます。
そのためにベストな施術が肩甲骨はがしです。
肩甲骨周りの筋肉が硬直して周りの筋肉筋膜と癒着すると肩甲骨はがしができません。
左右どちらかの肩甲骨はがしができないなどバランスをくずすと右側の腰が痛くなったり左側の腰が痛くなったりします。
筋膜は伸縮性があるのですが不良姿勢を続けたり偏った体の使い方をしているとバランスをくずし筋膜がつっぱった状態になり腰がひっぱられて骨盤もゆがんできます。
この状態をリセットするために肩甲骨はがしが良いのです。
筋膜からみる腰痛改善ポイント ふくろはぎ
ふくろはぎをもむと腰痛がラクになるという経験があると思います。
ふくろはぎをもむと全身の血液の流れ、リンパンの流れがよくなるので足腰の痛み背中の痛みなど緩和する作用があります。
ふくろはぎは体重を支え足を前に進める役割があり筋膜ライン上、もっとも硬くなりやすい部位です。
そしてこのふくろはぎが硬くなると胸腰筋膜をひっぱるので腰に負担がかかり腰が重だるくなりなります。
慢性腰痛の方や重たい物を運んだり体を酷使する方はふくろはぎが硬く硬直しています。
アキレス腱や足首も硬くなり腰に強い負担がかかってしまうという悪循環になります。
このふくろはぎを緩めておくと血液リンパの流れが良くなり胸腰筋膜をひっぱることもなくなります。
腰痛でお悩みでしたらのぞみ整体院で解決しませんか
筋膜性腰痛 について解説しました。
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