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整体師が教える坐骨神経痛
このページでは
整体の観点から「坐骨神経痛」について解説しています。
坐骨神経痛の施術に取組むようになって16年ぐらい経ちます。
毎日毎日ほとんどの方が坐骨神経痛の方ばかりという時期もあり坐骨神経痛のことはよく知っています。
いままで培った知識と経験を基に解説してありますのでお悩みでしたら最後までお読み下さい。
1.坐骨神経痛の見分け方
坐骨神経痛は、病名ではないので問診等から坐骨神経痛なのかただの筋肉痛やこりなのか何か別の病気なのかを判断します。
坐骨神経痛の痛みはお尻や太ももの筋肉に強い筋肉痛のようなこりのようなツッパリ感がでてきますので発症時は判断がつきづらいのですが、
坐骨神経の痛みはしつこくなかなか良くならないという特徴がありまたご自身で感じる痛みの感覚が普通と違うのでおおよその判断がつきます。
痛みの強さや部位なども人それぞれ違い、急に激痛におそわれたりなんとなく徐々に痛みが増してきたり症状も違います。
まずは病院で検査を受けて「坐骨神経痛」と言われたり特に何も診断されなかった場合は病気ではないのでロキソニンと湿布で経過観察になることと思います。
この病院の診断ですが、痛みの強さの度合いと診断結果は関係ないのでどんなに痛みが強く歩けない状態でも病名がつかなかったり「ギックリ腰」ですという診断になるかもしれません。
いずれにしても坐骨神経痛は1~2週間でスッキリ治るということはなく長引くことが多いので代替療法(鍼灸、整体、カイロプラクティックなど)を検討したほうが後々良いと思います。
2.整体からみる坐骨神経痛
・坐骨神経痛と言っても症状はさまざま
坐骨神経痛で急激にお尻太ももが痛くなっても坐骨神経痛の症状がみなそのようになるとは限りません。
そのような経験をされた方は坐骨神経痛とはそういうものと思ってしまいがちですがそうではありません。
腰痛、頭痛といった類いの痛みと同様で人それぞれ痛みの度合い、痛みの部位、動作によっても違います。
座っていると痛みはないという方もいれば座っていると痛くなるという方もいます。
運動をするとラクになるという方もいれば運動なんてとてもできないという方もいます。
症状がそれぞれ違うのでアプローチの仕方もそれにあわせないと良くなりません。
・その症状に適した対策をしないと改善しない
上記でも記した通り、その症状に適した治療や施術をしないと改善しません。
ユーチューブで「坐骨神経痛に有効なストレッチ」と検索すると多数の動画がでてきます。
それをみながらその通りに実行してストレッチをしても全然変わらないということがあります。
逆に そのストレッチは良く効くということもあります。
そのストレッチをやっても効果がないのはストレッチが効かないわけではなく症状に適していないだけなのです。
効果を感じた人は症状に適したストレッチをしたということです。
臨床経験上、骨盤を整えただけで劇的に良くなる方もいればそれだけでは足りないことがあります。
症状に適した手技を施し早期に改善させるにはそれなりの経験と知識が必要です。
.3.整体で坐骨神経痛の痛みしびれは良くなるのか
臨床経験上、ほんのすこし骨盤や股関節を調整するだけで痛みが消失したという経験を何度もしています。
またなかなか良くならず手間取ることもあります。
坐骨神経痛はどのような状態でも骨盤のゆがみや殿部の深層筋の硬縮があります。
このゆがみ硬縮は人間の本来持つ自然回復力を妨げる要因になっています。
このゆがみ硬縮を改善させることによって自然回復力が働きやすくなり自然に治っていくという原理です。
整体施術では、ゆがみを整えるといっても一人一人の違ったゆがみをありとあらゆる手技を駆使して調整していきます。
殿部の硬縮もやみくもに強圧しても緩むことはありませんので、足や股関節を調整しながら硬縮を緩めていきます。
また骨盤のゆがみの原因が強い肩こりであったり、殿部の硬縮の原因が、背中の硬直によるものであったりすることもあり全てを調整して改善していく必要があります。
痛い部位を押したりもんだり注射をしても湿布をはっても治ることはありません。
適切な手技療法で改善が見込めます。
4.どうにもならないときの秘策
長年 整体施術をしていると痛みで動けない方や日常生活に困っている方に何度も遭遇してきました。
そのときに苦し紛れに施した手技が抜群に効果があることがあります。
2つ紹介します。
ひとつは、内股を攻める。
足腰が猛烈に痛い方に有効な手法です。
内股の脚のつけ根の坐骨のあたりを押すとかなり痛いところがあるのですがそこを強めにグリグリ押すとラクになります。
ご自身でやるときは力が入りにくくやりにくいので固い瓶などを利用するといいのですが、
その瓶の上に内股と坐骨をあてて座るような感じで乗っかるとよく効きます。
よくわからなかったらとにかく内股をおしてください。
もうひとつは、殿部の深層筋の癒着をはがす。
仰向けで痛い側の脚のひざを反対側の肩に近づけるように持ち上げていきます。ストレッチをするようなイメージですが、
例えば右足が痛かった場合、両手で右足のひざの裏をもって左の肩に近づけていきます。
このとき右足のひざは曲げていていいのですが左の肩に近づけながら少し右ひざを伸ばしていくといっそう効果があります。
痛いので無理しないように行ってください。
まあ他にも秘策はあるのですが、この2つは激痛で困っていた方が即効で効果があったものなのでやってみてください。
よくわからない、痛くて困っているという方はご来院ください。
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