
結滞障害
このページでは
整体の観点から「後ろに手が回せない結滞障害」について解説しています。
五十肩など肩の可動域低下がおきて後ろに手が回せない結滞障害という症状があります。
帯やエプロンなど手を後ろに回して結ぶ動作が痛くてできないという障害ですが、この結滞障害がいつまでもしつこくのこることがあります。
可動域低下で腕が上がらない、伸ばせない、回せないなどの症状が発生してリハビリなどをおこなって回復させるのですが徐々に
可動域が広がっていっても最後まで結滞障害がのこることがあります。
そのあたりのことを解説していますので参考にしてください。
1.結滞障害の原因と症状
結滞障害は四十肩五十肩などに発生しやすい可動域制限ですが他ケガやスポーツの後遺症、加齢による筋肉の硬化などでも発生します。
腕を体の後ろにもっていく動作ですが、肩関節の内旋と肩甲骨の下方回旋の制限がおきると結滞動作に制限が発生します。
肩関節や肩甲骨の動作に関連している複数ある筋肉が疲弊したり硬化してバランスをくずした状態です。
仕事や趣味などで同じような動作を繰り返す、重い物を持ち運びしたりスポーツなどで肩を酷使する、肩をあまり動かさない運動不足、
体のゆがみの放置などが要因になっています。
実際、症状が発生するまでに長い期間、肩にダメージをあたえていたので治りにくく、また痛いので動かさなかったり、
あきらめて放置していたりすることがあるのでますます筋肉が硬化して癒着してしまうので一層治りにくくなっている傾向があります。
2.整体からみる結滞障害
臨床経験上、結滞障害は五十肩の特徴という印象がありますが、
バレーや野球などスポーツで肩を酷使したケースやあきらかに肩を動かさない筋肉の硬化などでも発生しています。
やはり可動域制限の中でも最後まで残存する傾向があります。
可動域制限は、理学療法士や接骨院、整体など手技療法によるリハビリまたはご自身でストレッチなどをして回復をさせるのですが
肩ばかりにフォーカスするので治りにくいと考えられます。
上記でも記したとおり肩関節と肩甲骨の動きに制限がかかっている原因は肩周りの筋肉や腱のバランスをくずしたものですが
そのバランスをくずしている原因は体のゆがみであったり背中や腰の筋肉の硬直、首肩こり腕の疲弊や硬化も関連しています。
肩周りをもんだり肩甲骨はがしをしたり無理なストレッチをしても
肋骨についている筋肉が伸縮しなかったりなにかしらの不具合が発生し思うように改善しないのです。
全体をみて調整することが必要です。
3.結滞障害を解決する整体施術
結滞障害は改善に時間がかかる印象があるのですが、早い段階で調整すると早い改善がみこめます。
可動域制限があると腕を上げる動作ばかり基準に考える傾向があり結滞障害は後回しにしてしまいがちで
また腕をあげられるようになると結滞障害は放置してしまうことがあるので最後までのこりやすいのではないかと思われます。
経験上、結滞障害は肩周りや背中の筋肉の硬化の左右差が大きく体のバランスを大きくくずしてゆがみも大きいです。
また肩関節の軸のズレもみられます。
肩関節の軸のズレを修正しながら体のゆがみを整える施術をするとバランスも整ってくるので硬化した筋肉や腱が緩んで自ずと回復してきます。
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肩の諸症状は適切な整体施術で緩和されます。
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