■更新日

上腕二頭筋長頭腱炎を解決
このページでは
整体の観点から「上腕二頭筋長頭腱炎」について解説しています。
肩の前側から腕のつけ根のあたりに痛みがでる上腕二頭筋長頭腱炎は野球やテニスなどのスポーツで炎症をおこし痛めることがありますが
施術経験上、五十肩の症状のほとんどが上腕二頭筋長頭腱炎がきっかけになっています。
上腕二頭筋が疲労や摩耗、加齢などなんらかの原因で炎症をおこし二の腕が痛くなり痛みの範囲が徐々に肩のほうに広がっていき肩の可動域制限がでてしまうといった感じです。
五十肩の症状が全て上腕二頭筋の炎症とは限りませんが多いのは事実です。
そのあたりのことを解説していますので参考にしてください。
1.上腕二頭筋長頭腱炎とは
上腕二頭筋長頭腱炎とは上腕二頭筋(腕の力こぶの部分)の長頭腱が炎症をおこして腕や肩に痛みが発生した状態です。
長頭腱は上腕二頭筋の肩付近の腱(スジ)です。
上腕二頭筋は腕を上げたり肘を曲げたり手首を回したりふだんのなにげない動作でもたえず負担を強いられているため、
使いすぎや疲労、加齢などが要因で肩の骨と擦れて炎症をおこすことがあります。
野球やテニスなど腕を振り上げる動作で痛めやすいと言われていますが、普通の日常生活でも痛めます。
50歳ぐらいになると上腕二頭筋の長頭腱が痛くなることがあり痛みの範囲も徐々に広がり肩の可動域制限もでてくるので五十肩になります。
五十肩の肩関節周囲炎と上腕二頭筋長頭腱炎は特に違いはないのですが、
若い方でスポーツをしていて上腕二頭筋の肩付近が痛くなると上腕二頭筋長頭腱炎の診断になると考えられます。
2.整体からみる上腕二頭筋長頭腱炎
上腕二頭筋長頭腱炎は、長頭腱と肩の骨がこすれて炎症をおこす症状ですが、上腕二頭筋の疲労や硬直が要因になっています。
また上腕二頭筋だけが硬直するわけでなく頸肩腕全体の疲労や肩や肘の関節のゆがみ、背中のはり、体のゆがみなどが重なっておきる症状と考えられます。
痛い部位は腕や肩なのですが、その痛い部位に湿布を貼ったり電気をあてたり注射をしても一時的に痛みが治まってもまた痛みはぶりかえします。
全体の調整をしないと根本解決にはなりません。
またある程度炎症が治まり痛みが軽減しても腕や肩周りの深層筋の硬直や癒着、筋膜の硬直などが発生し肩の可動域制限がでてきます。
リハビリや整体など手技療法、あるいはストレッチなどで改善していくか何もしないで自然治癒をまつかという選択になります。
それより最初に痛みが発生したときに正しい手技療法で全体の調整をして早めに炎症を抑えてしまえば可動域制限も軽減され全体的には早い改善がみこめると考えられます。
3.上腕二頭筋長頭腱炎を早く回復させるには
この症状が即効で治るということはなく段階をへて回復していきます。その過程の中でいかに早く回復させるかということを解説します。
初期の段階で炎症が強く痛みも強い場合は、鎮痛薬も効きにくいので炎症を抑える注射をしてもらい痛みを軽減させ整体施術と併用していくと早い回復がみこめます。
ここで言う整体施術は正しい整体施術で強い刺激をする施術は適さないので注意が必要です。
気が進まない場合は無理をせずしばらく安静にして痛みがひいてから整体を受けて早く可動域制限を解消すると良いです。
いつまでも様子をみていたり自然治癒をまっていると可動域制限が改善するのに時間がかかってしまうので早めに対処したほうが後々良いです。
初期の段階でそれほど強い痛みでなければ正しい整体施術をうけると早い改善がみこめます。
この場合も湿布をして様子をみていたり無理をすると痛みが増したり痛みの範囲が広がったりしていくので早めに対処したほうが良いです。
整体施術は頸肩腕の各関節のゆがみズレを整え筋肉筋膜の硬直を緩め炎症を鎮めます。強い刺激をあたえないように優しく丁寧に触れると炎症が鎮まり痛みは軽減されます。
腕や肩の痛みでお悩みでしたらのぞみ整体院で解決しませんか
上腕二頭筋長頭腱炎について解説しました。適切な整体施術で早期に改善させましょう。
こちらに肩の症状の関連ページがありますのでお悩みでしたら読んでみて下さい。